アオイ介護食相談室

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介護施設給食にムース食が必要な理由と現実的な省力化策

介護施設の給食現場では、慢性的な人手不足や調理スタッフの高齢化により、「給食を安全に提供し続けること」自体が大きな課題となっています。特にムース食や嚥下食などのやわらか食は、調理工程が複雑で手間がかかり、現場の負担を増やしがちです。
一方で、入居者の高齢化が進む中、ムース食の需要は確実に増えており、近年ではデイサービスやグループホームなど、比較的元気な方が多い施設でも避けて通れない課題となっています。
本記事では、介護施設給食におけるムース食の役割を整理したうえで、施設規模を問わず活用できる業務用ムース食による給食省力化とトータル経費の削減について解説します。

 

 

 

介護施設給食におけるムース食の役割とは

流動食・ミキサー食に進む前の「重要な食形態」

通常食やきざみ食が難しくなった場合、
「次はミキサー食」「流動食へ移行」と判断されることもあります。
しかし、噛む力や飲み込む力がわずかでも残っている段階で形のない食事に移行すると、機能低下が進みやすいとされています。

ムース食は、
・舌でつぶせるやわらかさ
・口の中でまとまりやすい形状
・見た目が通常食に近い

といった特徴を持ち、食べる力をできるだけ維持しながら、安全性を確保できる中間的な食形態です。
そのため、介護施設給食においてムース食は「一時的な対応」ではなく、継続的に必要となるケースが増えています。

 


ムース食のメリットと避けて通れない課題

ムース食の主なメリット

ムース食には、他のやわらか食にはない利点があります。

・誤嚥リスクが低い
きざみ食のように口腔内でばらけにくく、ミキサー食のように水っぽくなりにくいため、嚥下機能が低下している方でも比較的安全です。

・見栄えがあり、食欲を保ちやすい
再成形により料理の形が残るため、香りや味をイメージしやすく、低栄養の予防につながります。

・食事介助がしやすい
スプーンですくいやすく、口へ運びやすいため、介助時の負担軽減にも寄与します。

 

一方で、現場では調理負担が課題になる

ムース食は優れた食形態である反面、最大の課題は
「日々の給食業務の中で無理なく作り続けられるか」にあります。

多くの施設で行われているムース食の調理工程は、
・調理後の料理をミキサーにかける
・水分や出汁を加えてペースト化
・とろみ剤をダマにならないよう素早く攪拌
・硬さを確認しながら調整・成形

といった流れです。
料理ごとに調整が異なるため、少量対応や突発的な対応が難しいのが実情です。
特に、通常食・刻み食・ムース食を並行して提供している施設では、ムース食が数食増えるだけでも、調理と配膳の流れが大きく乱れることがあります。

 


少人数対応が難しい施設ほどムース食は負担になる

デイサービス・グループホームで増える介護食対応

近年では、デイサービスやグループホームなど、比較的元気な方が多い施設でも、
・嚥下機能が低下した利用者
・病後や一時的にやわらか食が必要な方

が1〜2名だけ発生するケースが増えています。

この人数のために、
・ムース食専用の調理
・ミキサーや器具の準備・洗浄

を行うのは、現実的に大きな負担です。
結果として、「対応は必要だが、毎日は難しい」というジレンマが生じます。

 


業務用ムース食という現実的な選択肢

必要な分だけ使えることで現場が回る

業務用ムース食は、
・あらかじめ適切な硬さ・形状に調整済み
・味や品質が安定
・成形や攪拌工程が不要

という特徴があります。
特に、小ロット対応が可能な業務用介護食であれば、数名分だけ必要な日や一時的な対応にも無理なく対応できます。

 

冷凍より扱いやすいチルド介護食

冷凍ムース食は保存期間が長い反面、
・解凍時間の管理
・解凍ムラ
・調理機器の集中稼働

といった課題があります。

調理済みチルド介護食であれば、
・解凍工程が不要
・加熱時間が短い
・配膳前のオペレーションが安定

し、給食全体の流れを乱しにくいのが特長です。

 

冷凍より扱いやすいチルド介護食

 


トータル経費削減は調理工程の見直しから

積み重なっている間接コスト

ムース食対応では、食材費以外にも、
・調理・調整にかかる時間
・ミキサー等の稼働
・洗浄作業に伴う水道光熱費
・器具の消耗・交換

といった小さなコストが日々積み重なっています。
ムース食を日常的に作る施設では、ミキサーはほぼ毎日稼働する消耗品です。

 

業務用介護食で「減らせる工程」

業務用ムース食を取り入れることで、これまで当たり前だった調理工程そのものを減らすことができます。
調理・調整工程の削減、機材使用頻度の低下、オペレーションの簡素化は、単なる手間削減ではなく、給食運営全体の安定化につながります。

 


「ふるる」が施設給食で使いやすい理由

「ふるる」は、介護施設の給食現場を前提に開発された施設向け・業務用介護食です。
ムース食としての安全性に加え、食べ続けられる味や品目への配慮、小ロット対応による使いやすさを重視しています。
調理負担を減らしながら、入居者の「食べる楽しみ」を損なわない設計が特長です。
すべてを置き換えなくても使える、現実的な選択肢として活用できます。

 


 

まとめ

介護施設給食において、ムース食の提供は避けて通れない課題です。
一方で、少人数対応や慢性的な業務負担をすべて施設内で完結させる時代は終わりつつあります。
業務用ムース食を上手に取り入れることで、給食の省力化とトータル経費の削減は無理なく実現できます。
調理負担を減らしながら、安全でおいしい介護食を提供したいとお考えの方は、まずは一部の食形態からでも「ふるる」シリーズの導入をご検討ください。

 

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